NHK「スカーレット」の公式サイトより引用

朝ドラ『スカーレット』から溢れる、滋賀県の「愛すべきマイナーさ」

舞台は、滋賀県の信楽です

滋賀県って…どんな県…?

NHK朝ドラ『スカーレット』のメインの舞台は滋賀県である。

ドラマ第3週から舞台は大阪に移ったが、また、戻るはずである。

ヒロインは大阪で生まれ育ったが、10歳から15歳までを滋賀の信楽で過ごし「私は信楽の子や!」と叫ぶほど、信楽に愛着を持っていた。

信楽焼の窯〔PHOTO〕iStock

滋賀を心の故郷だとおもっているようだ。なかなか心打たれるシーンだった。

 

ただ滋賀県というのは、かなりマイナーな県である。

どこにあるどういう県なのか、あまりしっかり認識されてない。

特に関東の人間にとってそうだ。

滋賀県というと「ああ、琵琶湖の」と答えて、だいたいあとは黙ったままなのだ。それ以外に何も言うことがないらしい。

琵琶湖がある、という以外の情報を持ち合わせていない。そもそも滋賀県がどのあたりにあるのかもあまり把握していない。

『ブラタモリ』の比叡山の回で、タモリが大津に初めて来たと言っていた。あの森田一義さんでさえ、滋賀県をあまり訪れたことがないのか、といまさらながら滋賀のマイナーさにおもいいたった。

私は京都の東のほう(清水寺近く)で育ったので、ちょっと大津に出るとか、琵琶湖に泳ぎに行くとか、マキノ町にスキーに行くとか、何だかんだと滋賀に出かけることがあった。滋賀は京都人にとって(東山育ちの私にとっては)大阪よりもかなり身近に感じるエリアである。

「京滋」(けいじ)という言葉があり、京都&滋賀セットのことを京滋と呼ぶのだが、あまり知られていないだろう。昔の夏の甲子園の代表校枠は「京滋代表」となっていた。これは9割くらい京都代表が勝っていて、昭和末期までは滋賀県の高校はあまり甲子園に出られなかった。

また、滋賀県では滋賀県内だけの新聞というものがたしか存在せず(昔はあったらしいがそれも途絶えてしまって)京都新聞の滋賀版が滋賀県の新聞ということになっていたはずである。京都と滋賀は隣接していて、ときに同一エリア扱いされるということがある。

そういうこともあって、京都はちょっと弟分というか子分のように滋賀を見てるところがあるんだけれど、いや、申し訳ない、でも大阪相手のような苦手な意識はない。京都にとって大阪は敵のこともあるけど(向こうもそうおもってるだろうけど)、滋賀は京都の敵ではない。どっちかというと味方だとおもっている(私が勝手に、ですけど)。

ちょっと子分扱いしがちで申し訳ないですが。