斎藤工、二階堂ふみ…Indeedの人気CM「映画化の可能性」

あの男女6人の続きが観たい
高堀 冬彦 プロフィール

いかにも女子会

女性3人版の第1弾として7月からオンエアされたのが、「『#アフター6 無茶振り』篇」。30秒版も短縮された15秒版もしっかりドラマとして成立していた。第一線で活躍する女優たちの演技が光った。

 
 

その内容は次のとおり。大衆居酒屋での女子会で、ふみが生ビールのジョッキを片手に溜め息をつく。えりかが「どした?」と水を向けると、社内で気になっていた先輩がコンサルティング会社に転職してしまったと打ち明ける。いけのことである。いずみは「後追っちゃいなよ」と、けしかける。えりかは「ちょっとコンサルっぽい顔してみ」と唐突に無茶振り。ふみは「ムリ、ムリ」と言いつつ、ノリがいい性格らしく、精いっぱい理知的な表情をつくる――。

確かに、世間が抱いているコンサル勤務の女性の顔だった(実際には人それぞれだろうが)。また、いかにも女子会らしい雰囲気だった。

Indeed広報によると、撮影終了後に二階堂は「ドキュメンタリーみたいに楽しんでいただけたらなと」と語ったという。撮影にも本物の大衆居酒屋が使われた。沢尻も「今までにないような新鮮でリアルな感じが出ていると思います」。自信作だったようだ。その熱は見る側にも伝わったようで、SNS上で好評を博した。

この映像がCMとして最も優れていた点は、見る側を楽しませながら、「転職は身近なこと」と、さりげなく訴えられているところだろう。同時にIndeedの有用性も伝えられている。商品説明に終始するCMや、何を売りたいのか分からないCMもあるが、このCMはどちらとも違う。新しいタイプのCMと言えるだろう。