120近い温泉地が点在しているという秋田。しっとりと肌を潤す湯や、体のコリが軽くなる湯。秋田美人の秘密は心と体を癒やす温泉にあるのかも。今回は、なまはげ発祥の地・男鹿半島にある「男鹿温泉」と、周辺のオススメスポットを紹介します。

●旅する人 田中シェン
モデル、イラストレーター。ファッション雑誌、広告などさまざまな媒体に出演。英語、中国語、日本語を話すトリリンガル。最近は、フジテレビのドラマ『朝顔』やNHK大河ドラマ『いだてん』に出演するなど女優としても活動している。
Instagram:@shen_tanaka

夕日が綺麗な男鹿半島で
じっくり効き湯に浸かる

男鹿温泉郷の入り口でも、なまはげ立像が迎えてくれる。温泉郷には、ここ以外にもなまはげがあちこちに!「わるいごはいねが~」

秋田駅から車で約1時間、日本海に突き出すような形の男鹿半島は、地域の伝統や歴史を色濃く残す土地だ。秋田県の伝統文化として知られ、ユネスコの無形文化遺産に登録された「なまはげ」は男鹿半島周辺が発祥の地。今でも大晦日には、なまはげに扮した青年が地域の家々を回るという風習が残っている。市内の至るところに、なまはげ像やなまはげをモチーフにした看板があり、訪れる人を歓迎している。

男鹿半島にある男鹿温泉郷は、かつて湯治場としても親しまれており、湧き出す温泉の成分は濃く、効き湯として知られている。温泉街には古き良き街並みが残り、海辺から美しい夕日が見られることでも有名。日本海の潮風に吹かれた体を温泉で温めながら、男鹿の伝統や風土を楽しもう。

なまはげの里で、
褐色の湯に浸かる

男鹿萬盛閣

レトロな趣の壁紙や家具がかわいい。
客室にも昭和の雰囲気が残りほっとする雰囲気が漂う。

1963年に開業した温泉旅館。底曳網船「萬盛丸」を所有しており、毎日男鹿の魚介を水揚げし、宿泊客に新鮮な魚料理を振る舞っている。

男鹿温泉郷では珍しい貸し切り風呂がある。希望する場合はチェックインの際にスタッフに伝えよう。40分¥2000。

源泉かけ流しの温泉は、加水も加温もしておらず湯量だけで温度を調整。そのため少し熱く感じるが、褐色の湯には湯の花が浮かび、その成分の濃さがわかる。さっぱりとした爽快感のある湯上がりが気持ちいい湯だ。

男鹿萬盛閣は、男鹿温泉郷の中心に位置する旅館。レンガ色の外観が目印。

男鹿萬盛閣
秋田県男鹿市北浦湯本字草木原63-2
☎0185 -33 -3161
1泊2食付き¥10000~