ついに暴力団「最終局面」へ…山口組・髙山若頭の出所と厳しい現実

去るも地獄、残るも地獄?
伊藤 博敏 プロフィール

去るも地獄、残るも地獄

高齢化は進み、先行きがないから人は集まらない。

司六代目や井上組長のように、体をかけて長期刑を終えれば幹部の座が用意されているわけではなく、丸山容疑者の68歳という年齢が示すように、「鉄砲玉」となるのは、刑務所で人生を終える覚悟の老人である。

筋を通す原則主義者の髙山若頭は、絶縁したものが組を起こすのは認められないと、神戸山口組との和解交渉、任侠山口組の取り込み工作などに反対の立場を取り、府中刑務所から配下の竹内照明若頭補佐(弘道会会長)に指示、合流を認めなかったという。

それを承知の井上組長は、「髙山がいる限り合流はあり得ない。やるかやられるかだ」と、抗争の覚悟を固めているという。

 

髙山若頭は、封鎖のなかを出所するという厳しい現実にさらされて、今後、どう舵を切っていくのか。

もし、現実を見ずに本気の粛正に取り組めば、その結果としての最終戦争は、三派の抗争に加えて警察の激しい弾圧を受け、去るも地獄、残るも地獄の凄惨なものになるのだけは避けられない。