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ついに暴力団「最終局面」へ…山口組・髙山若頭の出所と厳しい現実

去るも地獄、残るも地獄?

正統派のヤクザ

京都の建設会社オーナーを恐喝したとして6年の実刑判決を受け、服役していた髙山清司・六代目山口組若頭が、18日午前6時、府中刑務所を出所する。

その直前、髙山若頭の出身母体である名古屋の弘道会に所属する丸山俊夫容疑者が、対立する神戸山口組系山健組の本部前で2人の組員を射殺。両山口組には緊張が走っており、他の刑務所への移送、時間の変更などは考えられるが、出所に変わりはない。

 

髙山若頭は、筋を通す正統派のヤクザである。筋とは、「親子」「兄弟」の盃の重さを大事にすることであり、組の「代紋」のためには体を投げ出す覚悟であり、襲撃されたら「返し(反撃)」を行なう強さであり、「絶縁」した者が稼業を続けていれば、許さず潰してしまう非情さである。

髙山若頭が恐喝事件で逮捕されるのは10年11月だが、その後、山口組は司忍六代目のもとを井上邦雄・山健組組長が去って神戸山口組を設立。その井上組長の側近だった織田絆誠・神戸山口組若頭代行が、組を割って任侠山口組を立ち上げた。

六代目山口組二次団体の幹部はいう。

「カシラ(若頭)の情報収集力とそれを生かした危機管理能力はたいしたもの。三分裂はカシラ不在ゆえに起きたこと。出てきたら、時期を見て綱紀を粛正、組織を立て直し、分裂の解消に乗り出すだろう」

その変化を見越した動きが始まっている。

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