# SNS # 犯罪

「瞳の景色」だけで殺されかける時代到来…こんなSNS写真がヤバい

アイドル襲撃事件は他人事ではない
坂本 翔 プロフィール

写真トラブルを回避するには

最後に少し、写真とSNSに潜むリスクから個人情報を守り、トラブルを回避する術を紹介しておきたい。具体的には2つあり、1つは「投稿する『時間』のコントロール」、そしてもう1つは「投稿する『範囲』のコントロール」である。

まずは「投稿する時間のコントロール」。自宅であれ外出先であれ、リアルタイムで自分が今どこで何をしているかを発信するということは、裏を返せば「今は家を空けていますよ」「今は1人きりで家にいますよ」などというメッセージにもなる。これを悪意のある人間が目にすれば、空き巣やストーカー行為を誘発することに繋がり得る。「今おきていること」を共有できるのがSNSの良さでもあるが、あらゆるリスクを考えて、1日空けてから投稿するなど工夫するとよいだろう。

 

次に「投稿する範囲のコントロール」。SNSというのは、基本的に全世界の人々とコミュニケーションをとれることを前提にしたツールである。そのため、初期設定では不特定多数の人が閲覧できる設定になっていることが多い。大抵の場合、公開範囲は「フォロワーのみ」、「指定したユーザーのみ」のようにコントロールできるようになっているものだ。既に投稿してしまっているものに関しても、同様にコントロールできるため、今一度、SNSの公開範囲を見直してみてほしい。

正直、これだけ多方面に配慮しながら利用するのは面倒くさいという声もあるだろう。だが今まさに、「自分が見ている世界を、驚くほどの鮮度で、世界中に共有することが可能になる」という変化が、私たちのところにすごいスピードでやってきているのも事実だ。

そのメリットとデメリット、表と裏をしっかりと見定めて私たちも変化していくことができなければ、技術革新は味方どころか、敵にすらなる。その舵取りは、私たち一人ひとりのユーザーの手の中にあることを忘れてはならない。