そして、梵浄山から車で4時間半ほどのところに、カルスト地形が生んだ風情溢れる街があります。それが「鎮遠古鎮(ちんえんこちん)」です。
東洋のヴェネチアとも称されていて、700年以上の歴史を持つ美しい古都。
街を散策してみると、趣のある風景に囲まれタイムスリップしたかのよう。
こちらは14世紀にカルスト地形を利用して、壁にへばりつくように建てられた青龍洞古建築群と呼ばれる宗教寺院。仏教、道教、儒教の三教の神々が祀られています。
中にも入れるので、建物からは鎮遠古鎮の街並みを見下ろすことができます。
そして、夜になると鎮遠古鎮の印象がガラッと変わります!
古民家など全てがライトアップされて 、夜景クルーズでこの色鮮やかな世界を堪能できるのです。
飲食店からは、おじさま方が気持ちよく歌うカラオケが流れてきて、これまたおもしろい! 昼と夜のギャップが旅する人たちを飽きさせません。
今回お届けした中国の新しい世界遺産を巡る旅は、いかがでしたでしょうか? 観光客は中国からの方が多く、海外の観光客はほぼいませんでした。まだまだ知られていない魅力溢れる穴場スポットなので、次の旅先の候補地に入れてみていただけると嬉しいです。