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ラグビー日本代表に学ぶ「日本の閉塞感を打破する方法」

欧米の真似ではなく、自分に自信を持て

ニュージーランド人との会話

先日、JR山手線で打ち合わせに向かう途中、空いた座席に腰かけ、手持ちの数表資料を取り出して読み始めたところ、隣に座っていた60歳前後くらいの外国人男性がその資料を横から露骨に覗き込み、「大変そうですね。私が見ましょうか?」と冗談っぽく話しかけてきた。

目的の駅に到着するまでにその資料を読み込んでおく必要があったので少々困惑したが、チャーミングで感じの良い人だったので、あきらめて資料を仕舞い、その人との会話を楽しむことにした。

その人はニュージーランド人で、本国の大学で心理学を専攻したのち、文科省の奨学金を得て日本の大学に留学して日本語を学び、そのまま日本に住み着いたそうだ。

現在はイノベーティブ・シンキングを専門とする経営コンサルティング会社の代表をしているとのことで、ごく短時間ながら、ラグビーからイノベーションにわたるまでさまざまな話題で盛り上がった。

 

最近、日本から世界を変えるようなイノベーションが起きていないことについて、欧米型の褒める文化と日本型の叱る文化の違いとか、日本人は会社などでもっとオープンに自分の意見を言うべきとか、さらに、みんな自信がなさそうだけどもっと自信を持たなければいけないね、といった点で意見が一致した。

日本人同士では、見知らぬ人に気軽に話しかける習慣がなく、例えば飛行機で座席が隣同士になって長時間乗り合わせても会話がないことは珍しくないが、これもイノベーションの阻害要因の一つかもしれないし、何より人生の機会損失だよね、という話にもなった。