撮影/佐藤圭
# 癒し # 動物

日本の秘境・サロベツ原野に飛来する、赤いベレー帽の「湿原の神」

北海道から毎日お届け中!

頭頂の赤は、羽毛ではなく、皮膚!

天然記念物のタンチョウは、漢字で書くと「丹頂」。アイヌ語では「サロルンカムイ」と呼ばれ、「湿原の神」という意味です。

日本には、ナベヅルやマナヅルも飛来しますが、鶴といえば、このタンチョウを指すことが多いですね。

 

「丹」は赤い色のことで、頭の天辺が赤いことに由来しています。この赤いベレー帽をかぶったように見える部分は、羽毛ではなく、赤い皮膚が露出しているそうです。

生息地としては、釧路湿原をはじめとした北海道東部が有名ですが、実は、道北にも飛来します。少数ですが、繁殖もしています。

北海道北部の日本海沿岸に広がる「サロベツ原野」も生息地のひとつです。

「サロベツ原野」には、山手線の内側がすっぽり入る広さの湿原が広がっていて、人の手がほとんど入っていないので、日本では数少ない秘境だといえます。

近年、少しづつ飛来数が増えているように感じますが、数が少ないので、探すのはかなり難しいです。

原野をくまなく探すしか、見つける方法はありません。

秋の原野で、つがいに出会いました。

サロベツ原野の向こうには、雄大な利尻富士。つがいのタンチョウを見つけました
 
優雅に助走を始めたタンチョウ
 
夫婦で仲良く、湿原の上を飛び回っていた
 

利尻富士とタンチョウは、とても画になります。

真冬になるとサロベツ原野は過酷なので、雪の少ない地域に渡っていきます。

来年も飛来してきてくれるといいな♪

この連載のすべての写真をご覧になりたい方はこちらから!