2019.10.15
# 日本株

米中貿易戦争のウラで、いよいよ日本株の「大相場」がやってくる

大きく株価が跳ねやすい
大川 智宏 プロフィール

トランプが「操作」している…?

ところで、話は変わるが、ここ数年、日本株市場の中で何やら不思議な現象が起こっている。

長期の株価リターンファクターがリバーサル、モメンタムを順番に一定の短期サイクルで繰り返しているのだ。噛み砕いて言えば、たとえば個々の銘柄の過去12ヵ月リターンを基準として比較した場合、過去12ヵ月間のリターンが低かった銘柄が反転する(高かった銘柄が反落する)相場と、高かった銘柄がそのまま上がり続ける(低かった銘柄が下がり続ける)相場が一定期間に交互にやってくる、ということである。

2012年以降の日本株の12ヵ月リターン・リバーサル効果の推移

拡大画像表示出所:Datastream

単週の効果の強度の違いでやや水準感が異なってきてしまうために少々見にくいが、円で囲った期間とそれ以外の期間で、明らかに線の軌跡が異質なのが分かるだろう。

何らかの意図を感じさせるような、固定長の滑らかな波を描く。そして、この波形が表れ出したのは、2018年初のことである。その時期から世界的に何が始まったのかといえば、ご存知のように「米中貿易摩擦」の深刻化である。

時期がぴったりと重なるあたり、両者が無関係であるとは言い難い。

 

もし、両者間に何かしらの関連性があるとすると、ほぼ間違いなく原因として考えられるのは「トランプ大統領に振り回されている(操作されている)説」だ。

SNSなどを通じて歯に衣着せぬ辛辣な発言を続ける米トランプ大統領であるが、一見無鉄砲、無計画に見えるその挙動も、実は一定の間隔で市場に対しての好意的な発言と失望とを操っている(意識的か無意識かは別として)という可能性である。

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