大事なのはなぜ怒っているかを知ること

子供に限らず人間にはキレポイントみたいなものが必ず存在する。子供を観察していると、みんなわりと似たようなポイントでキレる。

たとえばウチの子供は、定められたルール以外のことをやらされたり、自分のペースを乱されることに過剰に怒りを覚えるのだが、これはそれほど珍しくはない。
公園などで他の子供を観察していると、ヤンチャな子も、頭ではルールを守らなければいけないと思っているし、ペースを乱されるのは嫌いだ。

ともかく子供はキレる。
それはいい。そのときに大事なのは、自分がどういう理由でなぜ怒っているのかを言語化することである。

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というわけで、まあまあ落ち着けと肩をつかみ声をかける。
「おれの目を見ろ! 深呼吸しろ!」
戦争映画で死にかけてる兵士に話しかけるスタイルである。本格的だ。
落ち着かせるために母親がいない部屋に行き、ベッドに寝かせる。そして、紙とペンを準備する。

「俺はさっき母と君が喧嘩をしていた理由がわからないので説明してくれ」

そううながすが、子供はなかなか自分の気持ちを言葉にできない。
ここで重要なのは言葉ではなく絵である。関係図を書いて、何が起きているのかを見える化するのだ。

「まずここに君と母がいる。ここで君が暴れた原因なのだが。これが知りたい」
「イライラしたんだよ……」
「なるほど。イライラ、と書いて……じゃあこいつを絵にしてポケモンみたいな名前をつけようぜ!」
「イライラでいいよ……」
「そうか……そうだな!」

こういうときの親は調子に乗りがちなので気をつけよう。
ここはこうだ、ここはちがう、ああだこうだ……と、じっくり話しつつ問題を図にしたものがこれである。

めろんさんの息子さんが書いた相関図 小学2年生としてはかなりきちんとしている! 写真提供/海猫沢めろん

おわかりだろうか。
うーん、さっぱりわかんねえ……。
あ……五分ほどよく見るとなんとなく解読できた。