「日本のアニメ」にヨーロッパの人が惹かれる理由

米アニメにはない“さりげなさ”
此花 わか プロフィール

――ちなみに、『君の名は。』に続き新海誠監督の『天気の子』が日本で大ヒット中ですが、これらの作品の成功の要因は何だと思いますか?

ウィリアムズ:宮崎駿作品と同じように、日本のアニメの大きな市場であるティーンが共感できる物語性、エモーション、クオリティが優れていることが第一の理由だと思います。加えて、ティーンは口コミを広げることが大人より上手なので、口コミが爆発的に広がり大ヒットに繋がったのではないでしょうか。

――現在公開中の『エセルとアーネスト ふたりの物語』も多くの人に届けたい作品だと思いますが、最後に本作の見所について教えてください。

ウィリアムズ:原作者のレイモンド・ブリッグズが言うとおり、すごくドラマチックなことは起こらないけれど、戦争や政権交代など、歴史的出来事がエセルとアーネストの“普通の日々”にどのように影響したのかを丁寧に描いた本作は、大きな歴史をパーソナルに綴ることで、私達に本当の歴史を教えてくれると思っています。

 

『エセルとアーネスト ふたりの物語』は9月28日(土)より岩波ホールほか全国順次ロードショー
 (C)Ethel & Ernest Productions Limited, Melusine Productions S.A., The British Film Institute and Ffilm Cymru Wales CBC 2016