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アメリカで体験! いま「買い物」はここまで劇的に「進化」していた

米国ベイエリアからびっくり現地ルポ!
岡村 聡 プロフィール

ミレニアム世代はこんなに違う!

先日IPOを行い株価が好調な代替肉メーカーのビヨンドミートや、サンフランシスコを中心としたベイエリアで車種別の最大シェアとなっている電気自動車テスラがその典型ですが、エコ意識の高さや健康的なライフスタイルなど、自分自身のクールなブランディングに役立つかも、いわゆるミレニアル世代の消費を取り込んでいく上で重要です。

ビヨンドミートのハンバーガー

ベイエリアを中心として肉は家畜を飼育する工程での環境負荷が高いことや、屠殺が残酷であるという意見が広がり、完全なベジタリアンとはならずとも肉食をなるべく制限するフレキシタリアンというスタイルがエリート層の間で浸透してきています。

私もサンフランシスコで、豆類から抽出したたんぱく質を用いた代替肉ビヨンドミートを用いたハンバーガーを食べました。

まだ、普及過程で価格は20ドル(約2,200円)以上しましたが、サンフランシスコの物価の高さからするとそれほど割高には感じず、食感や味も本物そのものとはいかないものの、野菜由来であるためかアボカドソースとよく合っておいしく食べられました。

 

代替肉はエコ意識が高いことだけでなく、健康に悪影響のあるトランス脂肪酸などを制限でき、肉食よりも健康的であるということも普及を加速させている要素です。

エコ意識が高く健康的な生活を送るという、クールな自分を演出してくれるビヨンドミートやテスラといったブランドに対しては、多少割高であっても積極的に資金を投じるのがベイエリアやNYなど米国の大都市部における若いエリート層の消費スタイルです。

実質的にどれだけの意味を持つかはさておき、こうしたセグメントに人気のサードウェーブと呼ばれるブルーボトルなどのカフェでも、ストローがプラスチックから紙製に切り替わっていることもそのトレンドを象徴しています。

少子高齢化が進む日本においても、ミレニアル世代や海外からのハイエンド顧客を取り込んでいく上で、この小売りのデータ化やエンタメ化、さらには自己演出に役立つという要素は非常に重要になってきます。今のところ、米国がどのトレンドにおいても先行していますが、国内の小売りブランドからどのような動きが出てくるのか期待しています。