# 地方創生

「昼休みはサーフィンできます」という会社の求人に応募が殺到した話

過疎地こそビジネスチャンスがある
夏目 幸明 プロフィール

日本は今、急激な人口減という撤退戦のさなかにあると感じます。そんななか私は自分自身の経験を活かし、このモデルを全国に横展開していきたい、と考えたのです。

私が提唱しているのは「半X半IT」という考え方です。ITを活用すれば時間や場所に縛られず、Xで示される個人の暮らしや趣味と、一生続けたい仕事を両立できるはずです。

 

徳島県では、この考えを元に始めた「デュアルスクール」の取り組みも4年目になります。子供が住民票を移さず都会の学校と田舎の学校を何度でも行き来して学べる仕組みで、これを活用すれば、子供は都会や田舎で働く親と離れることなく、その両方の価値観に触れることが可能になります。

今は企業も個人も過疎地にこそ大きなチャンスが眠っている時代。これからも次々、映画の続編をつくってもらえるくらいのドラマを起こしていきたいですね。(取材・文/夏目幸明)

吉田 基晴(よしだ・もとはる)
'71年、徳島県生まれ。神戸市外国語大学卒業後、複数のITベンチャー勤務を経て知人とサイファー・テックを設立。'12年、徳島県美波町にサテライトオフィスを開設し、翌年には本社も移転。同年、あわえを設立し代表取締役に就任、以来現職。あわえとは「狭い裏路地」を意味する方言

『週刊現代』2019年10月5日号より