# 地方創生

「昼休みはサーフィンできます」という会社の求人に応募が殺到した話

過疎地こそビジネスチャンスがある
夏目 幸明 プロフィール

あとはここに住む皆が好きです。「面白いことは皆でやろう!」という雰囲気があって、映画にもお祭りのハレの舞台を新参者に任せる場面があります。

私も随分変わりました。今の趣味は息子と一緒に薪割りをすること。人に「それ面白いんですか?」と訊かれるくらい地味な趣味ですが、逆にアドレナリンが出るような遊びや快楽型の遊びには興味がなくなってしまいました。

「半X半IT」という生き方

私が田舎で学んだことは「社会の構造」でした。

都会だと、教育や政治や医療と言っても距離を感じますが、田舎は学校の先生や議員やお医者さんや行政の方がすぐ訪ねていけるほどの距離にいて、その複雑な繋がりが見えるのです。そして、それぞれの課題に気づくと、ビジネスチャンスが見えてきます。

あわえの吉田基晴社長

今、サイファー・テックは自治体のセキュリティ強化だけでなく、ITを使ったサービスの効率化も請け負っています。「これは民間企業の役割、提案しなければ!」と気づけたのは、やはり私自身が美波町に来たからです。

あわえを起業したのは、自分にできることがあったからです。都会では一極集中が、地方では人口減が問題になっています。しかし仮に企業が地方にサテライトオフィスをつくれば、従業員の「子育ては田舎で」といったニーズを満たすことができます。

 

飲食店を開業する場合も、古民家を改装し、地域の特産品を利用し、都会にはない魅力的な店を構えられるはずです。そんななか私は当初、サイファー・テックのCSRとして地方創生に取り組んでいましたが、今後はビジネスとして企業と自治体を支援することでより質の高い提案やサービスを提供しようと考えたのです。

私は「変化はコントロールできない、できるのは変化の先頭に立つことだけ」というドラッカーの言葉が好きです。