7大陸・68カ国を駆ける「地球の広報」として、『ガンジス河でバタフライ』(幻冬舎文庫)など数多くの旅エッセイを綴ってきた、旅人でエッセイストのたかのてるこさん。昨春発売の写真エッセイ本『生きるって、なに?』は累計5万5000部を超え、その第2弾である『逃げろ 生きろ 生きのびろ!』も今秋発売され、大きな反響を呼んでいます。

そんなたかのさんが「ひとり旅の極意」を教えてくれる本連載では、皆さんのひとり旅に対する疑問にたかのさんが答えていきます。今回の質問はこちら。

Q.いつか、海外ひとり旅をしてみたい! と思うのですが、悪い人に騙されたら怖いし、言葉が通じなかったら……と思うと不安で、なかなか踏み出すことができません。

てるこさんは、『ガンジス河でバタフライ』で自分のことを小心者だと書いてましたが、こんな私でもひとり旅ができるでしょうか?
(女性・会社員)

そんな質問に対して、「海外ひとり旅は小心者ほど向いている!」とたかのさんは言います。はたして、その理由とは――。

ひとり旅に向いていない人はいない

この世に、こんなに楽しい“参加型の総合エンターテイメント“があるなんて! 世界に200近くある国、それぞれ文化も食べ物も風景も価値観もまるで違うなんて、地球はドデカいテーマパークなんだ!」

20歳のとき、ありったけの勇気を振り絞って海外ひとり旅に出て、目からウロコがボタボタ落ちて以来、100以上の国と地域を旅してきました。

「自分には、海外ひとり旅なんて、絶対無理!」と思い込んでいる人も多いと思いますが、「興味はあっても、ひとり旅する勇気がない」という気持ちは、本当に、痛いほど分かります。

なんせ私自身、人一倍ビビリで、英語もロクにできず、方向オンチの小心者だったからです(ちなみに今も英単語を羅列してるだけの「中2レベルの英語」で、スマホがあったところで方向オンチに変わりありません 笑)。

以下、あなたがひとり旅に向いているか、チェックリストを作ってみました。

□いつか行ってみたい、憧れの国や気になっている場所がある
□ 自分は小心者だと思う
□ 英語がロクに話せない
□ 方向オンチで、初めての場所に行くと、めちゃめちゃ迷う
□ 忙しくて(仕事、学業、育児、介護……etc)、休むことに罪悪感がある
□ 「“今の自分”のまま、やってくる未来がこわい」等、ネガティブな面がある

旅立つ前の私は、すべての項目に当てはまり、自分は“ひとり旅の不適格者”だと思い込んでいたのですが、実は、上記の項目に当てはまる人ほど、ひとり旅に向いています!