友達の就活に抱いた「違和感」

私は幸運にも、小さい頃からずっとなりたかったモデルの仕事を15歳の時からさせてもらっています。そしてモデルの仕事をしていくうちに自分の天職であると確信し、辛いこともたくさんあるけれど、大学3年生時には責任を持って卒業してもこの道一本で頑張っていこうと決めました。

しかし、本格的に就活時期が始まると、周囲の友達が就活に悩む姿が目に映ったのです。詳しく話を聞いていると、多くの子がいわゆる「自己分析」をすることでいっぱいいっぱいになっているようでした。そして就活している友達の1人から「サチは自分の強み、弱みってなんだと思う?」と聞かれ、1つもパッと浮かんでこなかった自分がいました。

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この時、もっと昔から自分はどんな人間なのか、何を考え生きていて、何が好きなのか、自分のことについて考える習慣ができていれば良かったなと痛感しました。そして、この自分を分析する力は、日々の積み重ねで出来上がっていくものはないかと考えたのです。

日頃から自分の力で問題を発見し、考える。そんな習慣がつくような環境に小さい頃からいれば就活時に自分について考える必要はあまりなく、その時間をもっと大きな視野でのびのびと就活に取り組む時間へと変えられるのではないでしょうか。

事実、厚生労働省の調べによると新卒入社の社員離職率(平成27年度)は30%を超えています。退職理由としてもっとも多く挙げられた理由が「自身の希望と業務内容のミスマッチ」です。

様々なことに挑戦して失敗しながらも徐々に自分が熱中できるものを探していく、創っていくというプロセスは非常に大切なことですが、せっかく頑張って就活したのにまた転職を考えなければならないというのは、どうしてももどかしい気持ちになります。となれば、膨大なエントリーシートにただ闇雲に時間を費やすよりも、その会社について詳しく調べたり、起業の選択肢を視野に入れてみたり、様々なインターンを体験してみたり、といった時間の使い方こそ重要なのではないかと思うようになりました。