10月19日 福井謙一、ノーベル化学賞受賞(1981年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1952年から京大教授を務めていた福井謙一は、量子力学を化学に適用し、有機化学反応に関与する電子のふるまいを解明した、「フロンティア電子理論」を発表しました。

1964年には「軌道対称性と選択則」、1970年には「反応経路解析」を発表し、分子工学を提唱。1981年、「フロンティア電子理論」の業績により、アメリカのR・ホフマンとともにノーベル化学賞(アジアでは初)を受賞。

福井謙一福井謙一夫妻。1982年、春の園遊会で撮影(写真左は黒柳徹子) Photo by Kodansha Photo Archives / JMPA

その理論によって、それまで経験的に知られていた有機化学反応は理由づけして体系化されるようになり、化学界では画期的なできごとだったそうです。

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