ちょうど30歳の誕生日を控えている月だから、散財してもいいかなという気分だったのと、「ファンになった途端にファンミ開催」というタイミングにも意味があるのかなという“オタクらしいこじつけ”に心が働き、エア・ホテル含めトータル7万円を払っての遠征が決定したのだった。

結論から言うと、初めての海外遠征ファンミーティングはこれ以上ないくらい幸せな時間となった。2時間半におよぶイベントは「ALL ABOUT JO JIHOON」のタイトルどおりに、チュ・ジフンが、過去作品の思い出を大いに語り、生歌を披露し、ファンからのQ&Aに回答する、盛りだくさんのひとときだった。

ファンミーティング会場となった大学内の聖堂(写真左)とグッズ購入したらもらえたトレカ

残念ながら、やはりトークはすべて韓国語で、しかも日本語通訳は公式ツアー(航空券・ホテルとセットで10万円くらいする)参加者対象だった。

しかし、中盤で、過去作品で彼が共演した男性俳優たちがサプライズ出演し、ファン垂涎のスキンシップが展開されたので、すべてはどうでもよくなった。言語がわからずとも、周りのオタクが萌えているのも伝わってきて、確実な連帯感があった

ひと月に6万円は使った

イベント後は幸運にも、韓国語が解せる参加者の方と夜ごはんを食べることができ、そこで全く聞き取れなかったトーク内容の詳細も教えてもらうことに。

さらに翌日、イベント前に「最近興味を持った方の感想をぜひ聞きたいです!」とDMをくれたベテランペンのYさん(仮名)とお茶をし、チュ・ジフンにハマったきっかけを聞くことができた。

Yさんは58歳。私の母親と同い年で、娘さんの一人は私と同い年。すでにお孫さんもいるのだとか。普段は団体職員として働いている。

「2010年ですね。仕事中、ビデオチェックの必要があって、テレビのスイッチをつけたんです。そうしたら当時昼のドラマ枠で「宮」の再放送がやっていて。若いスタッフの子から『このドラマ人気だったんですよ!』と教えてもらったものの、そのときはふーんと思っただけで消しました。

でも……自分でもよくわからないんですけど、翌日からその再放送を録画して深夜に観始めるようになったんです。それまでは韓国ドラマに全く興味がなくて、『冬ソナ』すら観てなかったのに、あっという間にどっぷりハマりました」