2019.10.11
# エンタメ

「手札がないんです…」芸人が絶賛する芸人「四千頭身」の現在地

「未来の漫才」「脱力系」と言われて
現代ビジネス編集部

「手札がないんです」

テレビからYouTubeまで、さまざまなメディアで影響力を高めている四千頭身。トリオというセールスポイントもある。いよいよこれから、というところまできている。

しかし――。後藤はうつむき気味にこう言うのである。

「でも、漫才は2人の方が絶対やりやすいですね。なんでトリオなんだろうとか、トリオならコントの方がいいとか思ったり……。現状、四千頭身には何も足りていないですね。手札がないんです」

はたして、ネガティブなのだろうか。ぼそり、ぽつり、ゆったりと言葉を発する後藤。それでも、3人でいるときは、牽引役を引き受けている。

 

M-1で通用するのか

2018年にM-1審査員を務めたナイツの塙宣之は近刊『言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか?』の中で、四千頭身に言及している。

まだ知名度はそれほど高くありませんが、東京に四千頭身というおもしろい三人組がいます。はっきり言って、下手くそです。でも、下手だけど、何かおもしろくなりそうな雰囲気を持っています。僕らの時代がそうであったように、M-1もそういう芸人を評価する大会であって欲しいんですよね。

後藤は「M-1で勝負するネタ選びは難しい」と言う。「めちゃくちゃ悩みますね。ウケても落ちる、みたいなことがありますから。だから、わかりやすく面白いネタを作り貯めています」。

今年もM-1予選が始まった。四千頭身は過去2年、準々決勝止まりだ。関東芸人、そしてトリオ漫才はM-1で通用するのか。今の四千頭身に「手札」はあるのか。結果が教えてくれるだろう。

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