2019.10.11
# エンタメ

「手札がないんです…」芸人が絶賛する芸人「四千頭身」の現在地

「未来の漫才」「脱力系」と言われて
現代ビジネス編集部

「ネタで笑ってくれている感じではなかったですね。見たことない漫才だったと思うんですけど、内容というより雰囲気も込みで言っていた感じがします。もっとネタ自体を見てほしいとは思いました」

見たことない漫才はその後、時間をかけて定着することになる。それもそのはず、「2017年は頭取りゲーム1本で行く」と後藤は宣言したのだ。

どの番組でも同じネタを披露する日々。しりとりではなく頭文字を取るというシンプルな構図がテレビにハマった。結果、頭取りゲームは四千頭身の代表的なネタとなった。

若者やお茶の間に人気のネタだけではない。「前半にたたみかけるな」など漫才のフォーマットをメタ的に捉えていじるようなものもある(後半に伏線を回収したりたたみかけたりするような既存の漫才を知る人にはとくに人気)。

マス層にウケるだけでなく、コアなお笑いファンにまで届くような幅広いネタを持っているのだ。

 

食えない時期にバイトを辞めた

結成からわずか3年、初露出から爆発し、今や多くの有名バラエティ番組に出演する四千頭身。その歩みは、順調に見える。

後藤は「収録しているときは、テレビだと思っていないです。なんだか、よくわかっていない」と言う。チーフマネージャーの加藤永吉が「そろそろそんなことはないだろう。もう日常的にテレビ収録をしている」と返すと、「ああ、すごいなあ」と後藤は言葉を漏らす。

目の前の後藤は、テレビで見る後藤だ。「本当にそのまんまなんですね」「あ、はい、ありがとうございます」。後藤の独特の間とトーンによって、ワタナベエンターテインメントの会議室は、不思議な雰囲気に包まれる。

その話ぶりは、「人志松本のすべらない話」(2019年1月12日放送)でも発揮された。

マクドナルドでアルバイトをしていたときのこと。ベテランの女性従業員も見たことがない謎の手紙がマクドナルド本社から届いた。そこには「コングラッチュレーション、チキンマックナゲットマスター」と書かれており調べてみたところ……という話は、ツイッターのトレンド入りするほど話題となった。

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