今後ビジネスパーソンに絶対必要になる「最注目スキル&思考法」

破壊的変化の時代を生き抜くために
田川 欣哉 プロフィール

【第4次産業革命(コネクテッドの時代)=第6世代ビジネス】

そして現在、世界でイノベーションのホットゾーンになっているのが、「ハードウェア」「エレクトロニクス」「ソフトウェア」「ネットワーク」「サービス」に、「データ」と「AI」を加えた複合領域です。

ちなみに第4次産業革命については、ダボス会議創設者であるクリス・シュワブによる『第四次産業革命 ダボス会議が予測する未来』(日本経済新聞出版社)という本によくまとまっています。

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ユニコーン企業の顔ぶれをみても、この領域の企業が急速に増えています。「データ」については大きな利益の源泉になることが常識化し、ヨーロッパではデータの収集と運用に規制をかける動きも出ています。そのあいだに、中国ではIT企業が大規模なデータ収集に励んでおり、アメリカを凌駕する勢いです。

日本はというと、第3次産業革命におけるデジタル単体の競争には完全に乗り遅れました。アプリ、OS、クラウドのビジネスでグローバルを席巻することは難しい状況です。

ただ、この先に見えているイノベーションの主戦場は第4次産業革命を牽引する「コネクテッド」の領域です。この時代の主役となるのは最先端のデジタル技術とハードウェア技術を絶妙に結合させたプロダクト・サービスを提供できる企業になります。イノベーション・スキルセット』ではこうしたビジネスを第6世代ビジネスと呼んでいます。

もしイノベーション競争がこのままデジタル領域だけで続くのであれば、おそらく日本企業の出る幕はほとんどないでしょう。しかし、ハードとソフトの結合という話になってくると少し話が変わってくるのです。