日本の10代女子に「韓国」がこんなにウケてる「本当のワケ」

重要な「3つの要因」
飯塚 みちか プロフィール

また、9月末よりローソンでも限定商品として取り扱いが始まった「チーズハットク」も、韓国発の食べ物だ。日本に入って来た初期はコリアンタウンのある新大久保での販売が主だったのだが、チーズを伸ばした自撮りを撮るため、多くの若者が新大久保に集い、店の前に列を成す光景が見受けられた。

チーズハットク

食べ物以外にも、「動くうさ耳帽子」や「スタディープランナー(勉強用の紙のスケジュール帳で、可愛く作り込むのが楽しい)」など、韓国から伝播し若者の間で人気となったものは基本的に写真・動画撮影との相性が良いのだが、それはそもそも韓国の若者向けビジネスがことごとく「SNS映え」を意識して設計されているためである。

国策の後押しもあり、早い時期からインターネット普及率が高かった韓国では、SNSが世界的に流行する10年以上も前から、国産のSNSサービスやブログサービスが若者の間で絶大な人気を博していた

 

とりわけ、人気ブロガーや「オルチャン」と呼ばれる美男・美女の影響力は非常に大きく、2000年代中盤には、今で言う「インフルエンサービジネス」あるいは「インフルエンサーマーケティング」が既に存在していたのだ。

オルチャンが着用した服やアイテムが売れる。有名ブロガーが店舗をブログに取り上げることで、商品が売れ、来客数が増える。そういった効果を期待して、韓国の若者向けのプロダクトは徐々に「SNS映え」に特化されるようになった。その結果、韓国でには、日本を含めた他国に先駆けて「SNS映え」のノウハウが蓄積されていったのである。

そんな韓国のプロダクトを、「SNS映え」を求める日本の若者たちが見つけるのにそう時間はかからなかった。「SNS映え」の観点において、日本よりも洗練されたプロダクトを発信し続ける「韓国」は、あっという間に日本の若者たちの心を掴んだのだ。

韓国の人気カフェの内観。確かに可愛い…〔PHOTO〕著者撮影