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韓国内で「もう限界」…! 文在寅政権の「死に体」はもう止まらない

風向きが大きく変わった
武藤 正敏 プロフィール

大きな転換点

文在寅大統領に不満を持つものは多い。

行政も政治も経験のない政治闘争家を大挙して行政の幹部に押し込まれ、うまくいけば彼らの手柄、失敗すれば行政官の失敗と批判されてきた公務員。仕事にやりがいをなくしていた公務員も大統領の圧力の下では何も言えない日々が続いていた。しかし、今市民が立ち上がったことに拍手喝采していることであろう。

 

今後、政治闘争家の支持があってもサボタージュが増えていく可能性がある。実務経験が乏しく政治闘争家ばかりしてきた人の政権は公務員の協力が得られなくなれば、実際の問題として何もできなくなるのではないか。

言論界も、ハンギョレ新聞の若手記者が曺国事件について報道を抑制している幹部に反対して立ち上がった。

また、経済界も文在寅大統領には大きな不満を持っているが、政府の圧力を懸念して声を上げられずにいた。それを懸念した政権は大統領と財界首脳との会議を開いたが、これまで韓国経済を痛めつけてきた成長よりも分配を重視する政策を変える様子は見られない。

これでは財界の不満を払拭できるとは思わない。財界も文在寅大統領を見限りつつあり、新規投資は国内ではなく海外で行うようになっている。

大統領の権限は強い。それだけに大統領に力がある間は誰も逆らうことはしない。しかし、大統領に力がなくなった時には一斉に反発してくる。次の政権になって、文在寅政権を振り返った時、この保守派の集会の動きが大きな転換点となったと言われるようになるかもしれない。