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日本中の少年たちの心を鷲掴みにした「テレ東の最高視聴率ドラマ」

スカートめくりでみんな喜んでいた…

笑いあり、お色気あり……とにかく楽しくて「こんな学校あったらいいな」を見事に実現した『ハレンチ学園』は、第1話から日本中の少年たちの心を鷲掴みにした。

テレ東の最高視聴率ドラマ

『ハレンチ学園』
'68年から'72年まで『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載された永井豪氏の同名の漫画が原作。'70年にテレビ東京でドラマ化され、初回から視聴率25%をマークするなど、小中学生から絶大な人気を得た。全26話

岩佐 『ハレンチ学園』は、'68年から『週刊少年ジャンプ』で連載が始まった永井豪先生の原作の人気もさることながら、あのハチャメチャなコメディーを実写化したドラマ版('70~'71年/東京12チャンネル、現テレビ東京)は最高視聴率32%を記録しました。

この数字は、放映後約50年経った現在でも、テレビ東京の歴代ドラマ最高視聴率です。

児島 ドラマ版が始まった'70年は、日活の映画版も3本撮っていたんです。並行してドラマの撮影も進んでいたので、主役の「十兵衛」こと柳生みつ子役を演じた私にとって、あのころは『ハレンチ学園』づくしの毎日でした。

岩佐 当時の男の子は児島さんのエッチなシーンをたくさん観ることができて、幸せでしたね。

児島 いろんな「ハレンチ」に挑戦しましたよ。学校の柵を飛び越えて校内に入ろうとしたら、柵にパンツが引っかかって、脱げてそのままノーパンで登校するシーンや、身体測定で私の胸をブラジャーの上からメジャーで計測するシーンとか。今更ながら、強烈だったなあと思います。

久保田 今の時代だったら、あんな脚本は絶対に通りませんよ。しかし当時の僕には、子供向けに刺激的なものを書いてはいけないという意識は、微塵もありませんでした。

 

岩佐 久保田さんが脚本を書かれた回の中で特に印象的だったのは、第24話の「性教育の巻」です。

児島 私も、その回は覚えています。なにせ台本の最初の台詞が「お腹は大きくなるし、おっぱいも張ってきちゃった」ですもん。それに対して、男子生徒の山岸くんが「できちまったものは仕方ねーだろ」って答える。

岩佐 結局それは、十兵衛が妊娠したわけじゃなくて、近所の野良犬の話だった。しかし一部を盗み聞きした先生たちが、「けしからん!」と生徒たちに性教育をすることを決め、植物のおしべとめしべの格好をして生殖の授業をする、というコントのような内容でした。

児島 ギャグ満載でした。でも、エッチな台詞やシーンもたくさんあったのに、嫌悪感を抱いたことは、一度もなかったです。