Yahoo! 検索ビッグデータで判明、日本人が「密かに悩んでいること」

夜中になるほどネガティブに…
週刊現代 プロフィール

同じ手法で、子育てママの悩みも、データが明らかにしている。前掲書から抜粋しよう。

「女性が子供を出産したあと、夫へのイライラが最も気になるのは生後45日目頃、子供の指しゃぶりが気になるのは生後56日目頃、(子供の)髪の毛の逆立ちが気になるのが生後61日目頃、わが子をモデルに応募したくなるのは生後102日目頃」

出産直後は心配して労ってくれた夫も、1ヵ月も経った頃には子育ては任せきりに。

不満を募らせる妻だが、次第にそんな夫は放っておけとばかりに親バカに拍車がかかってくる、といったところだろうか。こうしてキーワードを時系列に眺めていくと、「日本人の典型」とも呼ぶべき姿が浮かび上がってくる。

Photo by iStock

ヤフーの検索にはさまざまな機能が搭載されている。そのひとつが「Yahoo!リアルタイム検索」だ。

「主にツイッターやフェイスブックなどSNSに投稿された記事を検索できる機能で、『リアルタイム』の名の通り、数秒前に投稿された記事も検索可能です。

これを利用して、ツイッターの投稿を解析し、『今その瞬間』の状況や感情について調査を行いました」(池宮氏)

これにより、年間の日付単位から、さらに一日の中の時間単位の日本人の行動が明らかになった。

朝4時に「死ね」と呟く

まず朝6~7時には、「明るい」「眠い」「健康的」「穏やかな」「がんばろう」と総じて、比較的ポジティブなワードを書き込む人が多い。

昼から夜にかけて見ていくと、12時には嬉しいランチ、「もぐもぐ」「うきうき」「安い」。13時には「満腹」「あったかい」など、お腹を満たして満足している様子である。

19時台に夕食をとったら、テレビやネットを見ながら「かっこいい」と叫んだり「かわいい」とほころんだりする。

ところが、夜が更けるにつれ、様子がおかしくなり始める。午前3時の時間帯特徴ワード1位は「まずい」、4時には1位がとうとう「死ね」に。

夜更けにスマホ片手にネガティブな感情に苛まれている人たちが少なからずいる。紛れもなく現代日本人の一面であろう。

 

単語が使われた時間から分析するのも面白い。

「痛い」という単語に着目してみよう。たとえば「腰が痛い」というワードが書き込まれるのは朝8~9時に集中し、「頭が痛い」「足痛い」は夕方5時ごろである。日中頑張って頭を使ったり歩き回ったりして、疲れたのだろう。

ただ、夕方の「頭が痛い」は、単なる頭痛とは違う意味もあるかもしれない。これから上司に叱られるなど……みなさんも身に覚えがあるのではないか。

せっかくなので、日本人が苦痛を感じている瞬間をもう少し見ていくと「臭い」が多いのは、朝8~9時台だ。主に通勤電車でのことのようである。満員電車で「隣のおやじ、なんか臭い」と感じている人がたくさんいるのかもしれない。