2019.10.20
# 人工知能

人工知能(AI)の時代には、意外と「こんな人」が生き残る

歴史を知って正しく振舞う
井口 耕二

いろいろと便利になるのは一消費者として歓迎なのだが、その結果、人間の仕事がなくなる、いろいろな仕事がAIに取って代わられると言われているのは、職業人として気になる点だ。

なにせ、米国の著名経済学者、タイラー・コーエンのように、今後、「インテリジェントなマシンと上手に協力して働けるか。コンピュータを補うスキルを自分は持っているのか、それとも、コンピュータだけに仕事をしてもらったほうがいいのか。それとも、自分は、コンピュータと競争しなければならない最悪の立場にいるのか」と考えなければならなくなっていくとまで言う人さえいるのだ。

 

コンピュータはいつだれが発明したのか

ところで、コンピュータは、いつ、だれが発明し、どう発展してきたのだろうか。ウォルター・アイザックソン著『イノベーターズ』では、その系譜が、たくさんの資料をもとにまとめられている。 

コンピュータの系譜をまとめる……これは意外に難しい問題だと思う。どういう特徴があれば「コンピュータ」と言えるのだろうか。

コンピュータという英単語の意味は、もともと、「計算するモノ」だ。そこから私が連想する一番古いものは「そろばん」である。次が、中学時代に父親からもらった計算尺。ちなみに、そろばんはいまも一部で使われているし教えられてもいるが、計算尺は、はるかに便利なコンピュータの発展により、過去の遺物になってしまった(計算練習して検定試験まで受けたのに……)。

いずれにせよ、このようなものまで含めて考えるのはさすがに無理があるだろう。本書も、プログラミング可能なマシンを基本としている。ただし、そのプログラムはいまのような形のソフトウェアにかぎるものではない。

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