10月13日 つながった2つの銀河を発見(1773年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

この日、フランスの天文学者シャルル・メシエ(Charles Messier、1730-1817)が、星雲が二重になってつながったような天体を発見しました。現在、この天体は「子持ち銀河」と呼ばれており(子である伴銀河を含めて呼ぶこともある)、2つの渦巻き銀河が接触している状態であることがわかっています。

子持ち銀河は、りょうけん(猟犬)座にあり、地球からの距離は約2100万光年です。形態分類であるハッブル分類では、「渦巻き銀河」となっています。伴われている小さい銀河は、一般の銀河より小さい規模の矮小銀河で、子持ち銀河とお互いに伸ばしている接続部分は宇宙塵と考えられています。

【写真】子持ち銀河
  子持ち銀河。右側の小さい星雲が伴銀河 photo by gettyimages

発見者のメシエは、彗星発見者として広く知られていましたが、彗星探しの際に、彗星と紛らわしい天体が多いことに困って、天体のリストを付けるようになりました。メシエは、このリストが40になったころに、すでに発見されていた有名な天体を加えて45まで揃え、天体カタログの第1巻として出版しました(1774年)。これが有名な「メシエカタログ」で、メシエの頭文字をとって、M1、M2、……と附番されました。

子持ち銀河は、1781年に刊行された第2巻(M68まで、のちM710まで増補)に収載され、M51となっています。M51では、2011年に超新星「SN 2011dh」が発見され話題となりました。

M51は、地球から比較的近いため、双眼鏡でも観測できます。北斗七星のつくる柄杓形の持ち手のそばにありますので、気になる方はぜひ探してみてください。ただし、銀河は星に比べて非常に淡く光っているので、街のあかりが届かないとても暗い場所でないと見つけられないかもしれません。