photo by Getty Images

金品約3億円受領でも居座る関西電力トップをモノ言う株主は許さない

機関投資家、地公体、社外役員の包囲網

金の延べ棒、小判も

「預かってただけやて。返したら問題なしでは、警察いらんやろ」

大阪では怒りの声が聞かれた。関西電力の役員らが、同社の原発がある福井県高浜町の元助役(今年3月に死去)から多額の金品を受領していた問題である。

報道を受けて関電は記者会見し、八木誠会長や岩根茂樹社長ら20人が2011~18年に計3億2000万円相当の金品を受領していたことを明らかにした。

 

会見した岩根社長は謝罪したものの、自身の辞任は否定した。八木会長と岩根社長らを報酬減とするなど社内処分をしたとしているが、これまで問題発覚まで公表していなかった。外部には公表せずに幕引きを図ろうとしていたことが伺える。

金の延べ棒や小判などを1億円以上受け取っていた役員もいるという。関電は改めて10月2日に記者会見し、詳細を公表。驚きの実態が明らかになった。

菅原一秀経済産業相は問題発覚後、「事実なら言語道断」とし、関電に社内調査の徹底を指示、「第三者機関による報告後、企業人として当然、関電が判断すると思う」と経営責任を明確にするよう求めた。