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巨人優勝の陰に原監督の「執念」…開幕前、監督座談会での先制パンチ

“球界の盟主”の意地を見た

大型補強に押し潰された広島

リーグ3連覇(2016~18年)を達成した広島・緒方孝市監督がレギュラーシーズン終了後、退任を発表しました。カープにとってBクラスは4年ぶりです。「期待に応えられなかったのは監督のとしての責任。申し訳ない」。潔い記者会見でした。

70勝70敗3分。勝率5割に終わった広島、今年は強いのか弱いのかさっぱりわかりませんでした。

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スコアの入り乱れるラウンドの続くゴルフを「出入りの激しい」と表現することがありますが、それにならって言えば、今年のカープは「出入りの激しい野球」でした。勝ったり負けたりは野球の常ですが、これだけ交互にやってくるのは珍しいと言えます。

参考までに紹介すれば、今年の広島の4連勝以上と4連敗以上は下記のとおりです。

●5連敗 4月7日(6位)~4月12日(6位)
◎8連勝 4月17日(6位)~4月27日(4位)
●4連敗 4月28日(4位)~5月1日(5位)
◎4連勝 5月2日(5位)~5月6日(4位)(1分はさむ)
◎11連勝 5月11日(4位)~5月25日(1位)
◎5連勝 5月28日(1位)~6月1日(1位)
●11連敗 6月28日(2位)~7月10日(4位)(1分はさむ)
◎9連勝 7月19日(4位)~7月28日(3位)
●4連敗 9月15日(3位)~9月21日(3位)

シーズン終盤は6試合を残しクライマックスシリーズ進出まで“マジック4”としながら4連敗し、6連勝でシーズンを締めた阪神にまくられてしまいました。

緒方監督が背負った4連覇のプレッシャーは、本人にしかわからないものでしょう。昨年オフには最大のライバルと目されていた巨人が約30億円の大型補強を断行しました。もし今年、優勝を逃していたら5年連続となり、これはチームワーストでした。いわば巨人にとっては背水の陣の補強だったわけです。