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見逃すな! 「赤字」や「悪材料」でも株価は上がる

株式市場は「へそ曲がり」
世界経済の減速懸念から、乱高下が激しくなっている株式市場。その中で、私たち個人投資家が儲けるにはどうしたらよいのか? 45年間、市場と対峙してきた百戦錬磨の個人投資家で、著書『株の鬼100則』がある石井勝利氏は、「赤字」や「悪材料」でも株価は上がる場合があると指摘。それを見極めることが儲けにつながるという。石井氏に、その見極めのコツを教えてもらった。

赤字でも株価が上がる

赤字でも株価が上がる。赤字の発表があると、株価が反騰する。

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2018年11月期の決算が赤字と発表されたにもかかわらず、株価を持ち直す
みんなの株式 より

株式市場は、実に「へそ曲がり」である。

しかも、前期よりも業績が悪いにも関わらず、なのだ。

なぜそうなったかは「後付けの講釈」。言うならば、「思ったほど悪くなかった」から。

「誰」が「思った」ほどなのかといえば、市場のコンセンサスという、専門家たちの予測に対してだという。

そのコンセンサスとやらをどのように考えて、発表しているのかは、我々一般の投資家にはわからない。

 

明らかに専門家や仕手筋、ファンドのおもちゃにされているわけで、株価を動かし、差益稼ぎをするための口実以外の何物でもない銘柄もあるわけだ。

ただ、株価は過去を買うのではなく、来期、来々期をにらんで「先買い」する特徴がある。

足元の業績がいかに悪くても、その業績による赤字を覆うばかりか、反転、大増益の夢をはらんだ何かの材料が明らかにされていると、「株価の先買い」の動きが強まり、それに、投資家やファンドが相乗りする。

これが、赤字→大増益の期待となり、足元の赤字は、将来の夢の実現のための準備に過ぎないと見なされ、全く問題にされないのだ。

この動きを飲み込み、理解し、活用できない投資家にチャンスはない。