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# がん

がんになったとき「信頼できる情報/できない情報」の見分け方

ニセ情報にだまされないで
いまや日本人の2人に1人がかかると言われる「がん」。もし自分や、自分の家族ががんになったら……。そんなとき心強い味方になってくれるのが、著書『がん外科医の本音』で知られる中山祐次郎医師だ。インターネットにあふれる、がんに関する情報。その中には、真偽のほどが定かでないものも多く含まれる。「ニセ情報」をつかまないために、注意すべきことを教えてもらった。

病院で話を聞くのが第一

自分ががんにかかってしまった。あるいは、ご家族や友人にがんが見つかってしまった。そういったとき、まずいろいろな情報を調べることと思います。

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ここでは、がんに関する情報を調べるときのコツをお伝えしたいと思います。本記事は完全に私の考えに基づいたものです。紛れもない本音ではありますが、真実を外している可能性はあります。

私の結論は、現段階で最良の選択肢は「病院を受診すること」です。病院で医師やいろんなスタッフからのお話を聞くことが、現在ではもっとも信頼ができ、また一番有用でしょう。

もちろん、インターネットや本、雑誌などでもご自身のがんの情報を調べることはできます。それでも、がんという病気は個別性が高いもの。人によってかなり状況が異なるので、ご自身に合わせた情報としては病院で聞くものがもっともよいと思います。

 

しかし、「がんっていったいなんでできるんだろう?」や、「自分のかかったがんのステージは、全体から見たらどのあたりの進行度なのだろう?」という知識に答えるためには、病院以外の情報源のほうがいいこともあります。

残念ながら医者は、時間がなく患者さんのすべての疑問にお答えすることができません。私の外来には大腸がんの患者さんがいらっしゃいますが、定期受診ではだいたい一人あたり5分~10分ほどの会話で終わります。

本当はもっとお話ししたほうがよいのでしょうが、時間が許さないのです。その時間内に、患者さんの頭に浮かぶ質問すべてに答えることはできません。