子育て難易度を図る「KOM理論」とは!?

株式会社mog (ママ、お仕事がんばって!)のイナダです。
社名のとおり、女性のキャリア支援事業を行っています。仕事を通して毎日たくさんのワーキングマザーとお会いする中で考えたことや、自分自身もワーキングマザーでありながら脱サラして経営者として過ごす日々を、漫画とコラムでお伝えしてまいりたいと思います。(漫画は友人のきちさんが私の落書きを元にイラストにしてくれています。)

私には今年4歳になる娘のチャレ子がいます。約3年前、育休明けに復職したとき声をかけてくれた同僚のからは2パターンの言葉をかけられました。

Aさん「おかえり!一年間ヒマだったでしょう?」
Bさん「おかえり!子育て大変だったでしょう?仕事のほうがラクだよね~」

いずれも同じ職場で働くワーキングマザーの言葉です。

乳幼児期の子育てはAさんのように「やることがなく暇すぎて発狂しそうだった」という人と、Bさんのような「産後半年ぐらい記憶がないほど大変だった」という人と分かれる気がします(もちろんその中間もいますし、子供の成長とともに感じ方が変わるものだとも思いますが)。

なぜこんなに意見が分かれるのだろうと、子育て難易度を数値化するために私なりに方程式を考えてみました。

そして編み出したのが、

「子供の特性(K)」+「夫の協力度(O)」+「ママのズボラさ(M)」=子育てしやすさ数値

頭文字をとってKOM理論と言います(自作)。数値が高いほど子育てがしやすい、つまり数値が低いほどに子育て難易度が高いことを示します。

子供の特性というのは特に「寝る子」「食べる子」「病気をしない子」かどうかが影響してきます。人間、根源的な生理的欲求が満たされないと不安でイライラします。ママだって夜泣きで眠れなかったり、せっかく1時間かけて作った離乳食を一口も食べてくれなかったり、子供の発熱で心労がたまってくると、もうそれだけで爆発しそうになりますよね。

ああ、なんて平和な光景……上の子は寝ていたのに下の子は寝なくてようやく苦労がわかった、という話やその逆もよく聞く話 Photo by iStock

また、夫の協力度も重要です。一番素晴らしいのは、精神的に頼りになり(傾聴スキルが高く、不安に寄り添ってくれる)物理的にも時間を割いて育児を分担してくれるパートナーです。

そして意外と重要だと思うのがママのズボラさ。特に第一子だと子育てに不慣れで手の抜きどころが分からないので、とにかく完ぺきにやろうとしてしまう方も多いようです。
これら3項目を各10点満点で採点して足し合わせた数が多ければ多いほど、子育て難易度が下がり、楽しい育児ライフを送れます。

かくいう、我が家の場合はどうだったかというと「K=9点(ほぼ問題なし)、O=3点(ほとんど頼りにならず)、M=10点(人として最低限レベル)」の合計22点でした。満点(めっちゃ子育てらくちん)は30点ですから、かなりの高得点です。ちなみにその点数のつけ方は適当です、すみません。

うちの場合は子供が良く食べて良く寝る子でした。夫の悪口は控えますが、たまにスーツ姿で赤ちゃんを抱っこして通勤しているサラリーマンを見かけると「現世でたくさん徳を積んで、生まれ変わったらあの人と結婚できますように」と心の中で祈っていることを白状します。

ちなみに育児のサポートは夫とは限りません。両親や地域のファミリーサポート、ベビーシッターや家事代行など「O」の数値を上げるための手段は色々あります。その意味では「Other People」の「O」でも良いかもしれません。

このKOM理論、自分自身が育児にアップアップになっていないか状況を客観的に把握するだけでなく、人事としてワーキングマザーを採用する際にもそれとなくヒアリングするポイントでした。それについては、また改めてお伝えしたいと思います。