2019.10.05
# 不正・事件・犯罪 # ストーカー

私がヤバすぎる女性ストーカーと4ヵ月間戦い、勝利するまで【後編】

自宅を直撃、そして…
西谷 格 プロフィール

考えてみれば、こちらが紳士的かつ平和的な対応を続けているから、ストーカー犯
は図に乗るのだ。受け身ではいけない。攻撃は最大の防御。受け身の対応を続けていても、問題は解決しないのでは。そんな思いだった。

担当していた警察官にそのことを伝えると、予想はしていたが「直接会うのはやめてください」とハッキリ言われた。万が一殺人事件にでも発展したら、警察としても不本意だからだろう。

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現時点で何らかの解決策を提示してくれる人は警察官のほかにおらず、彼らは“権力”を使える人たちでもある。いざという時に身体を張ってストーカーに立ち向かってくれる人は、警察官しかいない。そう考えると、警察とは良好な関係を維持しておきたい。警察の意に反する行動を取って良いものか、非常に迷った。

が、果たして警察の言うとおりにすればキレイサッパリ問題が解決するかというと、そんな保証はない。注意・警告をしたあとに運悪く事態が悪化したとしても、警察には何ら過失も責任もなく、事態が泥沼化するだけの話だ。警察は淡々と職務をこなしてくれるが、法律で決められたこと以外は絶対にしてくれないのである。当たり前だが。

そう考えると、警察の力に頼らず自分で立ち向かうことが、一番確実であるように思えたのだ。

 

一対一での全面対決

名刺にあった住所を頼りに向かったSさんの家は、非常に遠かった。都心から電車で1時間ほどかかり、ようやく到着した3階建ての安アパートは、彼女がLINEのタイムラインに載せていたものと同じだった。

来てしまった。これから対峙、いや対決せねばならない。時刻はすでに21時近かった。あまり遅くならないほうが良いだろう。

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