2019.10.05
# ストーカー # 不正・事件・犯罪

私がヤバすぎる女性ストーカーと4ヵ月間戦い、勝利するまで【後編】

自宅を直撃、そして…
西谷 格 プロフィール

私自身そうだが、被害者の多くは「自分にも多少は非があったかもしれない」と考えているのではないだろうか。前述の内澤旬子氏も、自身の取った行動について反省や後悔を述べている。

が、ミニスカートを履いていたからといってレイプされてもいい理由にはならないのと同様に、ストーカー犯への対応が不完全であったとしても、ストーカーされて良いことにはならない。「被害者にも落ち度が」式の屁理屈は、全然聞きたくなかった。そんなこと、言われなくても分かっている。

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結局、自分でどうにかするしかないんだな……。こう気づいたとき、むしろ気分が楽になった。自分の身は、自分で守るしかないのだ。小早川氏に相談しようかとも思ったが、相談料は1回1万3000円。ストーカー問題の数少ないプロに支払う対価としては決して高いとは思わないが、結局、躊躇してしまった。

中国からの帰国後、もう一度警察に相談に行った。担当者の話では、電話での注意・警告か、あるいは警察署に呼び出しての注意・警告が可能とのことだった。が、気がかりだったのは、Sさんが私の名刺を持っていて、そこに自宅住所が書いてあることだった。現時点では、まだ逮捕や差し押さえはできないという。

 

……どうしたものか。警察に注意してもらえば、沈静化する可能性は高い。が、悪いほうに転がると、さらにエスカレートして、自宅訪問や新たな嫌がらせに発展する恐れもある。なんとかして、名刺を取り返したかった。相手が名刺の内容をメモしたり、写真を撮ったりしている可能性もあったが、それでもいい。自宅訪問のリスクを、少しでも下げたい。

悩んだ挙句、私は彼女の自宅に1人で行き、直接名刺を取り返すことに決めた。同時に、その場でLINEの連絡先を完全消去させ、さらにはストーカー行為をしない旨の誓約書を書かせることにした。ここまで実現できれば、もう安心だ。

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