2019.10.05
# ストーカー # 不正・事件・犯罪

私がヤバすぎる女性ストーカーと4ヵ月間戦い、勝利するまで【後編】

自宅を直撃、そして…
西谷 格 プロフィール

軽く深呼吸をしてから、LINEを送った。翌日になっても返事はなく、これで静まったかと思いきや、その夜、こんなメッセージが届いた。

あなた、性格凄く悪いです。陰湿です。私、友人から、すぐ人を信じちゃう、気をつけてって、言われてたんですが、見事にそうでした。あなた、超性格悪いです!言われないですよね、サイコパスっぽいから、仕事上や、うわべは、いい人そうに見えるし、実際頭が良いから、ちやほやもされるしでしょう。けど、今、あなたには本当のお友達はいないと思いますよ

私はいじめられたら、100倍返しの半沢直樹並なので、泣き寝入りはしないんです。やられたらやり返す。宜しくお願いします

……ダメだ、全然効いていない。絶望的な気分になった。当時私は中国に出張中だったが、帰国次第、警察に相談しなくては。

 

「やられたらやり返す」のLINEが届いてから3週間後。今度は土下座の絵文字が唐突に送られ、その後「先日は、きつい文章を大人気なく送り、反省しています」との文言が届いた。まさに警察から教えてもらった「ストーカーの精神構造」そのまま、<好意→失意→敵意>の三角ループだ。しかも、感情の揺れ幅は明らかに増大している。案の定、数日後には「西谷さんがやっぱり、一番好きです(^O^;)」とのメッセージが送られてきた。

中国滞在中、電子書籍で『ストーカーとの七〇〇日戦争』(内澤旬子・著)を読んだ。ストーカー被害に遭った女性の体験記だが、私の被害レベルをせいぜい2ぐらいと見積もるなら、この本の著者の場合はすでに7〜8ぐらいまで進んでおり、引越しを余儀なくされている。生命の危険すら感じており、かなり深刻だ。よく戦ったなあ……、と感服した。

が、程度の違いはあっても、ストーカーと対峙するときの気持ち悪さ、うっとうしさ、恐怖感や孤独感というものが手に取るように伝わり、文章の一行一行が圧倒的リアリティーをもって胸に迫ってきた。分かる、すごくよく分かる。

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