【テラスハウス恋愛学 File03 女を闇に落とす男】

男女の思惑が複雑に入り乱れる「テラスハウス」は、恋愛や人間関係の教材にピッタリ。 ということで、出会い、恋愛、結婚……男女のさまざまなステージにおける心の機微に詳しい恋愛アナリストのヨダエリが、現在Netflixで配信中の『テラスハウス TOKYO 2019-2020』から学べるポイントをピックアップしお届けする。

テラハも気付けば17話。イタリア人のイケメン漫画家・ジュゼッペと、CA志望の大学生・愛華(エミカ)という新メンバーも加入。また一波乱も二波乱も起きそうだぞ……と、おそらく全視聴者が期待する中、実際に新たな恋の矢印が少しずつ動き出している。

〔PHOTO〕テラスハウス公式サイトより

が、今回は16話で起きた出来事に焦点を当てたい。翔平と香織の一件である。

淡い恋心を秘めた2人がすれ違いの末…

多摩美大を卒業後、台湾に住んでモデルや役者、帰国後は内装業にモデルに雑誌「Ginza」でのコラム執筆にと興味のあることすべてに手を出し、「一つのことに絞るべき」と他のメンバーにさんざん説教されつつも“俺は俺”のスタンスを貫き、MC陣からは「堂々としたポンコツ」と言われている、翔平。

翔平〔PHOTO〕テラスハウス公式Facebookより

かたや、小・中学校と成城に通い、慶應の総合政策学部時代にはパリに留学。卒業後は外資系企業に務めるもイラストレーターとしての成功を目指し独立。個展を開いたりBEAMSと仕事をしたりと、悩みつつも活動の幅を広げている、香織。

芸術家肌の自由人と、まじめで努力家でアートへの憧れが強いお嬢様。惹かれ合ってもおかしくない。顔のタイプも真逆。色々なカップルを観察してきた上での持論だが、人は自分と真逆の顔立ちに惹かれやすい。特に男性の場合、視覚的に好ましく感じる相手でないと本命候補にしない傾向があるので、顔立ちは超重要。なので、入居直後に翔平が香織にアプローチしたのも納得できた。

……のだが、香織を含む女性メンバーたちが「男はこれと決めた仕事に情熱を傾け努力すべき」と頻繁に語ることに、翔平は辟易気味。彼の生き方を受け入れる新メンバーでも現れない限り、翔平はテラハでの恋愛には期待しないかもな、と筆者も思っていた。

……のだが! 16話で急展開が起きる。香織が、翔平への好意を改めて本人に打ち明けたのだ。元彼に仕事の窓口を頼んでいて別れた後もやりとりがあったが、翔平が好きで誤解されたくなかったので辞めてもらった、と。