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グレタ・トゥーンベリさん「怒りのスピーチ」を批判するすべての人へ

「普通」ではないと笑っていいのか…

感動を呼んだ国連スピーチ

9月23日にニューヨークで国連気候行動サミットが開催された。日本からは小泉環境大臣が参加し話題となったが、それよりはるかに大きな注目を集めたのが、スウェーデンから来た16歳の環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんのスピーチだった。

グレタさんは、ときに声を荒げ、厳しい表情で「すべてが間違っています」「大絶滅を前にしているというのに、あなたたちはお金のことと、経済発展がいつまでも続くというおとぎ話ばかり」「私はあなたたちを絶対に許さない」と述べ、大人たちへの不信と怒りをあらわにした。

 

彼女は、8歳のときに地球温暖化の話をはじめて聞いて大きなショックを受け、11歳のときには何か月もの間、不安と心配のあまり口を利くことも食事をすることもほとんどできなくなってしまったそうだ。

そして、昨年の8月には、地球温暖化対策を訴えて学校をボイコットし、たった1人でスウェーデン国会の前に座り込みを始めた。

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その後、同年代の賛同者は世界中に広がり、その活動力や影響力を買わわて、COP24(気候変動枠組み条約締約国会議)やダボス会議にも参加した。

COP24でもスピーチを行ったが、そこでは表情はいくぶん柔らかかったものの、言葉はやはり辛辣だった。

参加した各国代表を批判し、「私は嫌われることなど何とも思わない。そんなことよりも気候の公平性(先進国の人々が気候変動への責任を果たすこと)や地球のことが大切だ」と述べた。

同年には、ノーベル平和賞にもノミネートされている。また、今回のスピーチの直前の9月20日には、彼女が呼び掛けたデモに全世界でなんと400万人もの人々が参加したという。