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高級老人ホームに「田舎親」を入居させたら大後悔した3つの理由

家族が破綻する
太田 差惠子 プロフィール

「老人保健施設」という選択肢

このケースでは方法があるとすれば、所得によって利用料が軽減される介護保険施設の1つの「老人保健施設(老健)」に申し込むことです。こちらは「要介護1」から申し込むことができます。

ただしこれも万全の方法ではありません。

 

長期的に入る施設ではなく、滞在できる期間は3か月程度。本来、老健は入院していた高齢者が、在宅復帰を目指すことを目的としています。だから期間限定なのです。

通常、住まい続けることはできないので、自宅に戻らないケースでは、複数の老健を行ったり来たりしつつ、特養への入居を目指すケースが多いのです。

〔photo〕iStock

しかし、それはご本人にとっても、家族にとっても、精神衛生上、辛いことです。

常に「次はどうなるのだろう」と不安になります。しかもタダシさんの母親は、入居中の有料老人ホームで友人もできて、幸せに暮らしていたのですから……。

タダシさんの例からは事前に親が長生きすることを前提に、プランを組み立てることの大切さがわかってきます。