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高級老人ホームに「田舎親」を入居させたら大後悔した3つの理由

家族が破綻する
太田 差惠子 プロフィール

100歳まで生きると、さらに「2000万円」…

タダシさんの声は上ずっていました。

「母親の死を願っているわけではありません。でも、このままではこっちが経済的に破綻します」――。

〔photo〕iStock

日本では100歳以上の高齢者が7万人を超えています。タダシさんの母親も100歳超まで生きる可能性はあります。月6万円の援助をあと10年続けると720万円。15年だと1000万円を超えます。弟の分と合わせると2000万円超です。

当然のことですが、有料老人ホームの月額利用料を支払えないなら、退去となります。

 

通常、退去となっても、一旦施設に入って生活していた親を在宅に戻すことは躊躇します。そこで、特別養護老人ホーム(特養)に移ってもらうことを考えます。特養などの介護保険施設には、所得が低いと料金が軽減される仕組みがあるからです。介護費、食費まで含めて月額6万円くらいで済む場合もあります。

しかし、タダシさんの母親は介護保険で「要介護2」。原則、特養は「要介護3」からしか申し込めません

では、タダシさんは母親を自宅に連れてくるしかないのでしょうか。