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高級老人ホームに「田舎親」を入居させたら大後悔した3つの理由

家族が破綻する
太田 差惠子 プロフィール

老人ホームへ

タダシさんは千葉県内で暮らす弟と2人兄弟です。同じく弟も会社員。

「弟と相談して、有料老人ホームを探しました。東京のホームより、実家近所のホームのほうが料金的に安いことが分かりました。それはそうですよね、土地の価格も人件費も違いますから。それでも、何だかんだと月額18万円近くかかります」

〔photo〕iStock

母親の年金は月々6万円ほど。その差額は12万円と少なくない金額でした。

「ただ、母親の弱り具合から、もっても、あと2年ぐらいだろうと考えました。そこで、弟と月に6万円ずつ出し合って、母親にはホームに入居してもらうことにしたのです」と、タダシさんは話します。しかし、そこに大きな誤算があったのです。

 

どんどん元気になる母親

母親は岡山の有料老人ホームに入居しました。最初は「家に帰りたい」と文句を言っていましたが、次第にホームに馴染み、友人もできたそうです。

1人暮らしのときとは違い、3食しっかり食べます。施設でのリハビリやレクリエーションにも参加するせいか、母親はどんどん元気になりました。筆者がタダシさんと会った時、想定していた2年を軽くオーバーしていました。

「元気になったのは結構なことですが、月々6万円を支援するのは2年間の計算でした。そろそろ経済的に限界です」とタダシさん。

月に1回は母親に会いに行くので、その交通費もかかります。