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好調のレナウン「スーツサブスク」AOKIと成否を分けた3つの要因

大企業が失敗する落とし穴

サブスク激戦区で躍進する「着ルダケ」

「サブスクリプション」あるいは「サブスク」という言葉が注目されるようになり、さまざまな業界から数多くの企業が参入しているのはご存知の通りである。定額制で継続課金するサブスクリプションは、「所有から利用へ」という最近の消費者意向にマッチするビジネス形態として、熱い視線が注がれている。

 

しかし、参入したものの期待したような成果が出せずに撤退する企業が多いのも事実だ。サブスクリプション・ビジネスにおいて成否を分けるものとは一体、何なのだろうか? スーツのサブスクリプションで好調を維持しているレナウンと、参入からわずか6ヵ月で撤退したAOKIホールディングス(以下、AOKI)を比較することにより、サブスクにおいて成否を分ける要素について考えてみたい。

ファッション業界ではすでに洋服やバッグ、アクセサリー、化粧品、時計など、さまざまなジャンルでサブスクリプションが生まれている。まさに1つのジャンルに大企業からベンチャー企業までが参入する激戦区。このファッション分野で月額制のスーツ・レンタルサービスで成功を収めているのが、大手アパレルメーカー・レナウンの展開する「着ルダケ」だ。

「着ルダケ」/画像は公式サイトより

2018年7月よりスタートした着ルダケには、2つのプランが用意されている。

「スタートアッププラン」は月額4800円でスーツ上下2着・2シーズン分(計4着)が利用できる(価格は税別表記。以下同)。利用のイメージは、春夏物2着が送られてきて使用。半年後に秋冬物2着が送られてくるので、最初の2着は返送。返送されたスーツはクリーニングをして保管され、次のタイミングで交換、という6ヵ月サイクルで4着を利用できる。利用継続2年ごとに新品商品と交換され、使用済みのスーツは引き取られる。

もう1つの「エンタープライズプラン」は、月額5800円でスーツ上下3着・2シーズン分(計6着)が利用できる。各プランには、シャツやネクタイをプラスするオプションプランも用意。ちなみに送られてくるスーツはすべて、着ルダケ専用ブランドとしてレナウンが新たに開発したものだ。