なぜ40代は「若者の童貞化」を許せないのか?

「ヤラハタ」という呪いがあった時代
トイアンナ プロフィール

40代は「童貞観をアップデート」せよ

このように、童貞をめぐる価値観には現在の20代と40代に大きな溝がある。20代はヤラハタどころか、4人に1人が生涯未婚となりうる世代。いつまでも"あの時の常識"を前提に話をすれば、20代からは驚かれるどころかセクハラで訴えられるのが関の山だ。

童貞や処女はいまや、普通の人のステータスだ。

 

そして童貞や処女を「なくすべき」という社会の圧は、ヤラハタのプレッシャーに苦しんできた大人世代が、若人は同じ苦しみを味わわないよう取り除いてやるべきものだろう。

あのとき3分の1いた“実は童貞”勢が、どれだけ生きづらかったことだろうか。今の20代は、ヤラハタの呪いから解放されつつあるのだ。

童貞を卒業するより、ヤラハタを卒業しよう。他人が童貞かそうでないかなんて、正直なところ自分には関係のない話なのだから。

【参考】
・澁谷知美『日本の童貞』2003年
・15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する基本調査) – 国立社会保障・人口問題研究所
http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou15/NFS15_reportALL.pdf
・ニッポンのセックス
https://www.sagami-gomu.co.jp/project/nipponnosex/