# スリープテック # 睡眠

睡眠を誘う「スリープテック」にあらゆる企業が大集結しているワケ

そこには1兆円以上もの金脈が眠る
安蔵 靖志 プロフィール

一言でスリープテックといっても、そのアプローチはさまざまだ。例えば以下のようなものが挙げられる。

(1)入眠を促す
(2)安眠環境を作る
(3)睡眠状況を可視化する
(4)起床後の覚醒を促す

(1)の「入眠を促す」という点では、先ほど紹介したパナソニックの「おまかせモード」のような、照明を制御して明るすぎない環境を作り、入眠しやすい状況にするのが1つのアプローチだ。

 

スタートアップで注目すべきは、cheero(チーロ)の「スリーピオン」シリーズが挙げられる。人間の3感:聴覚(音)、嗅覚(香り)、視覚(光)を刺激して快眠へと導く快眠ツールで、同製品は「5分で快眠」と謳っている。

cheeroの「Sleepion3」。14種類のアロマを発生させることができる/写真は公式サイトより

(2)の「安眠環境を作る」ものとしては、先述のボーズ「Bose Noise-Masking Sleepbuds」や、ノイズキャンセリングを搭載する“デジタル耳栓”の「QuietOn Sleep」(2019年中に発売予定)など、とがった製品も登場してきた。ノイズキャンセリング機能を搭載するイヤホンやヘッドホンはすでに市場にあふれているが、音楽リスニング機能を省いて睡眠に特化したモデルの登場はスリープテックの本格化を感じさせる。

睡眠に特化したアクティブノイズキャンセリングイヤホン「QuietOn Sleep」/写真は公式サイトより