# 睡眠 # スリープテック

睡眠を誘う「スリープテック」にあらゆる企業が大集結しているワケ

そこには1兆円以上もの金脈が眠る
安蔵 靖志 プロフィール

人感センサーやベッドの体動センサーによって室内の人の動きや睡眠状況を把握し、音楽や環境音、香りなどで心地よい入眠を促したり、寝返りの状況を見てエアコンの温度や風向を細かく制御したりする。起床時には昨晩の睡眠状況をスコア表示し、活動状況や睡眠状況に応じて快眠するためのアドバイスを提供するといったサービスを想定しているとのことだ。

また、2019年度中に新たな睡眠関連サービスをスタートする予定で、それに向けてさまざまなパートナー企業とのオープンイノベーションを加速させている状況だ。

 

現在、国内大手家電メーカーではパナソニック以外で積極的にスリープテック関連製品を出している企業は筆者の知る限りではない。

海外メーカーに目を向けると、英・ダイソンが地域の日の出や日の入り時刻に合わせて明かりの色合いを変えることで、より自然な明かりを実現するデスクライト「Dyson Lightcycleデスクライト」を製造・販売。また、米・ボーズは周囲の音を環境音でマスキングすることで睡眠中の雑音を聞こえにくくする「Bose Noise-Masking Sleepbuds」をラインアップしている。まだまだラインアップは限られるが、少しずつ増えている状況だ。

侮れないスタートアップ商品の数々

睡眠の質の改善は重要ではあるものの、「眠りの改善」の効果などを謳うと薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に抵触してしまう可能性もある。そのためか、大手家電メーカーの動きはまだあまり見られない。一方で、スタートアップ企業からはスリープテックを取り入れた製品が続々と登場している。