10月 7日 S・B・プルシナーがノーベル賞受賞(1997年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

遺伝子を持たないタンパク質が感染・増殖するという新しい発病機構を提唱し、スタンリー・ベン・プルシナー(Stanley Ben Prusiner、1942- )がこの日、ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

【写真】スタンリー・ベン・プルシナー
  スタンリー・ベン・プルシナー photo by gettyimages

彼の唱えるプリオン説は、狂牛病対策など公衆衛生にも、重大な影響を持ち、科学的真実として受け入れられているのですが、いまだにプリオン説を疑っている科学者も少なくありません。

ちなにみにプリオンprionとは、「タンパク質性の」の意であるproteinaceousと「感染性の」という意味のinfectious の頭文字に加えて、細胞外におけるウイルスを意味するvirionとの類似をとった、プルシナーによる造語だということです。

プリオン説に隠されたミステリー

プリオン説はほんとうか?
タンパク質病原体をめぐるミステリー

科学書としては空前のベストセラー『生物と無生物のあいだ』の著者・福岡伸一さんは、「プリオン説ははいまだ不完全な仮説であり、説明できない不可解な実験データも数多い」と懐疑的です。はたして、プリオン説は、ほんとうに正しいのか? 講談社科学出版賞を受賞した知られざる福岡ハカセの傑作です。

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