世界を支配する「少数派」が利権の温床となる「これだけの理由」

関電事件の背景をよく考えてみよう
大原 浩 プロフィール

偽装弱者も少数派の利権を狙っている

さらに厄介なのは偽装弱者や弱者ブローカーである。彼らは「弱者が受けるべき恩恵」を横取りしている。

その詳細については、8月31日の記事「男女同比率人事の『強要』が日本企業のマネジメントを破壊する可能性」で述べたが、「少数派救済」の名のもとに、「特殊利権」を強要する人々だ。

 

もちろん、弱者ブローカーは、当事者では無い。弱者の多くは「対等」に扱ってほしいだけだが、ブローカーは何かの「利権」を獲得して、そこからピンハネするのが目的である。

選挙制度や議会制度の元でも、「最大多数の最大幸福」が実現されずに「少数派の利権がはびこる」のは、アダム・スミスも指摘する通り、自由主義、民主主義の中に「少数派が徒党を組む」という問題が内在するからだ。

もちろん、民主主義・自由主義において「少数派が連帯する」のは重要な権利であるから、よけいに解決が難しいのだ。

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