10月 3日 テレビ文字多重放送開始(1983年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

いまでこそ当たり前のようになったテレビの文字多重放送の実用化試験が開始されました。

文字多重放送は、聴覚障害者のテレビ視聴を支援するために行われていた字幕放送が始まりでしたが、最近では、公共の施設などで音を大きく出せない場所での視聴にも活用されています。

アナログ地上波の時代、NTSC方式のテレビ放送では「余白の走査線」にデジタル化した情報を重畳していました。2008年の地上波デジタル移行後は、それまでの文字多重放送で培った技術をベースに、データ放送に移行されました。

アナログ時代には、周波数分割多重化(FDM : Frequency Division Multiplexing)と呼ばれる、異なる周波数の信号を1つの伝送路で共有する方法が代表的でした。デジタル化以降は、時分割多重化(TDM : Time Division Multiplexer)と呼ばれる、信号を時間的にずらして、その隙間にデータを挿入する方式が代表的となっているそうです。

【図】TDMの概念
  TDMの概念

今日では、ニュース、天気予報、株価情報、交通情報などの情報サービスや、映画の字幕、テレビ視聴の補助など多彩なサービスが実施されるようになりました。