「殺人」デング熱に注意! 10~11月に日本で「危険度」が上昇へ

沖縄から青森まで要警戒
村上 和巳 プロフィール

慣れていないから危ない?

こうした症状の重症化は、日本ではとりわけ注意が必要ともいえる。というのも東南アジアなどのように普段からデング熱患者が発生するわけではない日本の場合、デング熱を発症した患者もそれに対応する医療従事者も、初期の段階ですぐにデング熱を疑う可能性は低い。

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その結果、診断確定や対処に時間がかかり、手遅れになる可能性はむしろ東南アジアなどよりも高いと考えられるからだ。実際、2016年7月には渡航先のフィリピンでデングウイルスに感染したと思われる新潟県の30代の女性が帰国後にデング出血熱まで至り、死亡している。

 

また、デングウイルスには1~4型の4種類がある。例えば1型に一度感染すると、1型に対しては終生免疫、つまり以後1型ウイルスに感染してもデング熱を発症することはないと考えられているのだが、その場合でも2~4型に感染するとデング熱を発症し、なおかつ出血性ショックなどの重症化のリスクが高まることが分かっている。

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