伸びしろのあるランニング市場
ホノルルに続けとばかり、いまでは旅行代理店が世界の様々なマラソン大会ツアーを企画しています。

私もホノルル以外に、シドニー、ニューヨーク、パリ、ベルリンなどのマラソンを走った経験があります。ホノルルマラソンほど日本からの参加者は多くありませんが、旅行代理店の努力によって、リピーターの多いビジネスに育っています。
このように、企業が熱い視線を送っているランニング市場は、今後も拡大していくと思われます。
というのも、最近は20代および30代の若い女性ランナー(ランナー人口全体の約15%)が目立つようになっているからです。
ウェアやシューズなどファッショナブルなアイテムが増えていますが、それを身につけて走るのが、彼女たちにとって「おしゃれなライフスタイル」であるということなのでしょう。
若い女性は、自分のために自由に使えるお金が多いので、市場はさらに過熱していくはずです。
なお、日本のシリアスな(本格的な)ランナー人口は、2019年5月現在、約300万人といわれますが(株式会社アールビーズが運営するランナーのためのポータルサイト「RUNNET」の会員数の推移を示した下のグラフ参照)、健康の増進を意識する人が増加してきている状況からすると、ウォーキングやサイクリング(自転車)の市場も将来的には有望だと思われます。

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